やりがいにつながる子どもの成長や感謝の言葉
小児科に勤務する看護師にとって最もやりがいを感じる瞬間は、子どもたちが見せてくれる屈託のない笑顔と、掛け値ない感謝の言葉に触れたときに尽きるだろう。
ときに小児科では一般の科とは異なり、子どもとの意思疎通が難しかったり、子どもの言うことがわかりづらく、ドクターとの正確な情報の共有が大変だったりすることもある。また、保護者と良好な関係を築いていくことが難しい場合もある。それでも、苦しんでいる子どもたちから向けられる信頼の眼差しに何とか応えたいと奮闘している看護師も多く存在している。
また、長期療養が必要で、入院している子どもを担当することも珍しくない。その中には年単位で関わっていく場合もある。
そこでのやりがいは、「子どもの成長を間近に感じることができる」ということだ。初めて出会った頃には幼かった子どもが、しっかりとした受け答えができるようになり、思考や言葉遣いなども大人びてきたりすると、その過程に立ち会えていることに魅力を感じている看護師もいる。単に身長が伸びた、顔つきが変わってきたということでさえ、喜びとやりがいを感じるきっかけになることもある。
さらに担当している子どもから、将来自分も子どもを助けられるような看護師になりたいなどと言われることがあれば、小児科勤務の看護師として、これ以上ない感動と喜びを感じられるだろう。関わった子どもたちの夢や目標になりうる点も、小児科に勤務する看護師のやりがいだろう。
上記のように、やりがいを感じる瞬間が多い小児科勤務に魅力を感じ、転職を考える看護師も多く存在している。